旅行先で購入した絵本を紹介!旅先で絵本を買うことをオススメする理由と、絵本の楽しみ方
YouTubeチャンネル「五島夕夏の絵本チャンネル」では、イラストレーターの五島夕夏さんがおすすめの絵本を紹介しています。
今回は、五島さんが海外旅行先で買ってきたという絵本を紹介しました!
縦長のフォルムが目を引くこちらの絵本。
『ŽVEJKAČKY』と書いてありますが……読めません!
旅行先のチェコで購入したそうです。
五島さん自身もこの絵本に関する情報はあやふやで、おそらくBAOBAB BOOKSというところが出している、Marka Míkováという歌手の人の歌詞が書いてあるのでは……? というところまではなんとなくわかったそうです。
中を開くと、とっても色が綺麗で鮮やか。
シルクスクリーンのような印刷をされていて、紙もちょっとレトロなクラフト紙っぽいものが使われています。
その紙の上に乗った色の発色が綺麗で、旅行先でわっと驚いたという五島さん。
チェコの本屋さんでたくさん絵本がある中で、この絵本は特徴的な形ということもあり目立っていて、まずはそこに惹かれて手に取ったけど、中身を開いた途端、「これが欲しい!」と瞬間的に思ったそう。
文章は英語じゃないのでしっかりは読めませんが、「ラララ」などの表現があることからおそらく歌詞が書かれていて、その歌詞のイメージに合ったビジュアルが見開きでプリントされているのだと思われます。
レトロな雰囲気やザラッとした質感がとても素敵で、
こんなふうに紫の地平線の上にちょっと出るピンク色といった表現からは、おしゃれでありながら、乙女心をつかまれる素朴さや懐かしくなるような感覚が受けられます。
海外に行くとその土地の絵本を必ず1冊買うようにしているという五島さん。
旅先で絵本を購入するという、旅の思い出も一緒に帰る感じが好きだといいます。
この絵本を買ったときも、とても蒸し暑い日で、お腹いっぱいイタリアンを食べた後、すごく歩き疲れて入った本屋さんが涼しくて、それがすごく嬉しくて、この絵本を見つけてもっともっと嬉しくて……
そんな想いも全部この絵本のせて日本に持ち帰るという一連の動作が好きで、海外旅行の楽しみ方としてみなさんにも是非オススメしたいと語っていました。
もちろんこの絵本自体とても素敵な作品なので、日本で見つけたとしても魅力を感じることはできると思います。
しかし、初めて行ったわくわくするヨーロッパの一つの国の中で、たまたま入った本屋さんでたまたま出会った一冊、というストーリーにすごくロマンを感じますよね!
絵本というものにはとにかく文字が読めなくても伝わる何かがあります。
しかし大人の方だと、絵本の文章の中になにか深い意味を見出さなくてはと、難しく捉えてしまいがちかもしれません。
絵やキャラクターに対しても、なにか意味があるのではといろんな憶測をしてみたり……。
それも一つの見方ではありますが、もっと簡単に、見たものをただきれいだと思うのが絵本の楽しみ方ではないでしょうか。
絵本を描いている人の中にも、子供になにか深いメッセージを伝えたいと考えている人は実はすごく少なくて、ただそのキャラクターの気持ちのいい動き方に素直に描いている人もたくさんいるんです。
そこに先入観を持たずに、ただ絵がきれいという感性だけで絵本を選んでいいのではないでしょうか。
ぜひ海外に行った際には絵本を購入して、そこでしか出会えない感動を旅の思い出と一緒に持ち帰ってみてください。
絵本は比較的丈夫でかさばらないので、旅先から持ち帰るものとして実は適していますよ。
また小説などと違って文字が読めなくても楽しめるので、そうした捉え方で絵本を見ていただければと思います。
五島さんもこの絵本を、深く考えずただ開いて色がとても好きだったから買ったそうです。
そういう簡単な気持ちで絵本を見てくれる人が増えたら嬉しいと語っていました!
動画で詳しく解説しています。ご視聴&チャンネル登録お願いします!
旅行先で購入した絵本を紹介前編!チェコで見つけた縦長の絵本『ŽVEJKAČKY』?
旅行先で購入した絵本を紹介後編!旅先で絵本を買うことをオススメする理由