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田舎が都市化……。ロングセラー絵本『ちいさいおうち』を紹介

イラストレーターの五島夕夏さんによる絵本紹介YouTubeチャンネル「五島夕夏の絵本チャンネル」

 

今回紹介するのはこちらの絵本です。

ちいさいおうち

『ちいさいおうち』!

とても有名なロングセラー絵本です。

季節の移り変わりの感じられる場所で幸せに暮らしていたちいさいおうち。

そんなおうちの周りがしだいに栄えて都市化していく……というおはなしです。

 

鮮やかな色使いやきれいな曲線が魅力的な絵柄。

また、子どもの頃の五島さんは表紙のタイトルの飾り文字にも惹かれたそう 。

自分で手紙などを書くときにも文字に飾りをつけるのが好きだったといいます。

 

おうちの絵は表紙に配置されているポジションのまま、背景だけが変わってく構成になっています。

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文章は多めですが、五島さんは子どもの頃に読んでも難しいとは感じなかったそうです。

周りがどんどん都市化していくことによって、もともと田舎で暮らしていたおうちはどうなってしまうのか、ドキドキハラハラしながら読み進めることができます。

 

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この絵本の見方としては、時代のこうした活性化が良くないと伝えたいわけでもなく、ちいさいおうちがかわいそうだと思ってほしいわけでもないのでは、という五島さん。

このおうちがどんなふうに、何年ずっとここにあったんだろうとか、どんな人が住んでたんだろうとか、読む人それぞれの見方ができる作品になっています。

 

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徐々に栄えて都市化していく様子はとてもリアルに描かれていて、かわいらしい絵とのギャップが面白く感じられます。

順序立てた街づくりがなされる中、土地が埋まっていく様子や人が取り残されていく様子がよく分かり、経済の縮図を見ているかのような気持ちにもなれます。

 

物語の終盤、どんどん都市化しておうちがどうなっちゃうの〜?ってところまでいったときに、おうちにとって幸せなできごとが起こり、読む側がホッとさせられます。

人間ではない無機物のはずのおうちにいつのまにか感情移入させてしまうところが、巧妙に仕組まれてる! と五島さんはハッとしたそうです。

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おうちのデザインは顔みたいになっていて、街が活性化していくにつれて実はすごく面白い変化をしているんです。

ぜひ手にとって注目してみてください!

 

動画で詳しく紹介しています。

ロングセラー絵本『ちいさいおうち』を紹介 前編

ロングセラー絵本『ちいさいおうち』を紹介 後編

 

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